【世界遺産】37時間目 先史時代~アジアの世界遺産
こんばんは、みや兄です!世界遺産検定1級合格に向けての勉強シリーズです。
公式テキストである「すべてがわかる世界遺産大事典(上)(中)(下)」を中心に自分の苦手ポイントメモなどを加えていきたいと思います。
【世界遺産検定1級 公式テキスト】
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今日は37時間目ということで「37先史時代」です
■先史時代
◯チャタルヒュユクの新石器時代の遺跡
(文)トルコ 2012年
登録基準(Ⅲ)(Ⅳ)
◯場所 トルコのアナトリア台地南部。
◯歴史 紀元前7,400~前5,200年にかけての遺跡。
2,000年を超える長期間にわたって定住生活や農耕生活を続けられてきたため、小規模な集落から都市への発展の過程も見ることができる。
◯特徴 東西2つの丘(テル)があり、人類最初期の定住生活や農耕生活を伝える遺跡として貴重。密集する住居と住居の間には道がなかった。
■人類最初期の定住農耕遺跡。(「チャタルヒュユク」って早口言葉にしたら10回言えない。)
Wikipedia→チャタルヒュユクの新石器時代の遺跡
◯ギョベクリ・テペ
(文)トルコ 2018年
登録基準(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅳ)
◯場所 アナトリア半島南東部(=トルコの真ん中下の辺)チグリス・ユーフラテス川の間のメソポタミア北部に位置。
◯歴史 紀元前9,600~8,200年前の先土器時代。
◯特徴 世界最古の宗教施設跡と考えられる巨石構造物群。特に葬送に関連したものであった可能性が高い。
直系10~30mの円形の溝が掘られた記念碑的な建築物が発掘。周りにT字型に彫刻された石柱も見つかった。
■トルコ語で「太鼓腹の丘」の意味。
Wikipedia→ギョベクリ・テペ
◯北京原人化石出土の周口店遺跡
(文)中国 1987年
登録基準(Ⅲ)(Ⅵ)
◯場所 北京南西部の周口店遺跡。
◯歴史 1921年に未知の化石人類の臼歯が発見されシナントロプス・ペキネンシス(北京原人)と名付けられる。1929年には頭蓋骨が発見。
◯特徴 東アジア最大の旧石器時代の遺跡。
周口店遺跡からは40体あまりの人骨、約20万点の石器、骨製道具などが発見。
■北京原人より現代人に近い山頂洞人の遺跡も見つかってる。
Wikipedia→北京原人化石出土の周口店遺跡
◯人類化石出土のサンギラン遺跡
(文)インドネシア 1996年
登録基準(Ⅲ)(Ⅵ)
◯場所 インドネシアのジャワ島中部にある遺跡。
◯歴史 19世紀末にオランダ人医師のユージン・デュボアがジャワ原人の化石を発見。
◯特徴 メガントロプス、ホモ・エレクトゥス・エレクトゥス(ジャワ原人)といった初期人類の出土地。
■ジャワ原人=ホモ・エレクトゥス・エレクトゥスの化石が発見される。発見したのはオランダ人医師のユージン・デュボア。
Wikipedia→人類化石出土のサンギラン遺跡
◯ジャール平原:シェンクワーン県の巨大石壺遺跡群
(文)ラオス 2019年
登録基準(Ⅲ)
◯場所 ラオス中央部に広がる平原。
◯歴史 紀元前500~後500年の間に作られた巨大な石壷。
1930年代にフランス人考古学者マドレーヌ・コラーニが調査。
◯特徴 石壷は2,100以上残り、登録された15のエリアには1,325個の巨大石壷と石皿、作業場、埋葬品などが残る。
■ラオスの遺産は3つだけなので覚えたい(古都ルアン・パパン/チャムパーサックの文化的景観にあるワットプーと関連古代遺跡群)
Wikipedia→ジャール平原:シェンクワーン県の巨大石壺遺跡群
◯カルメル山の人類の進化を示す遺跡群:ナハル・メアロット/ワディ・エル・ムガラ洞窟
(文)イスラエル 2012年
登録基準(Ⅲ)(Ⅴ)
◯場所 イスラエルのカルメル山地域の西側スロープに位置。
◯歴史 50万年に及ぶ人類進化の歴史と狩猟採集生活から農耕生活や牧畜生活への変遷の歴史を表している。
ネアンデルタール人と解剖学的新人、ナトゥフ文化(地中海性気候地域における中石器文明)とムスティエ文明の存在を証明。
先史時代の詳細を知る大切な遺跡で、比類なき文化的連続性と南西アジアにおける初期人類の営みが明らかになる。
◯特徴 タブン、ジャメル、エル・ワド、シュルの洞窟遺跡が含まれる。
■太文字のところを覚えておけばとりあえずオーケー。イスラエルにあること忘れがちなのて
Wikipedia→カルメル山の人類の進化を示す遺跡群:ナハル・メアロット/ワディ・エル・ムガラ洞窟
◯モンゴルのアルタイ山脈にある岩面画群
(文)モンゴル 2011年
登録基準(Ⅲ)
◯場所 モンゴルの最西端に位置する3ヶ所の古代遺跡群で発見された多数の岩石への彫刻や墓碑。
◯歴史 1万2,000年もの期間にわたるモンゴル文化発展のプロセスを示す。
◯特徴 最初期の岩石彫刻には完新世中期の生活様式が描かれており、この地域の一部が森林だったこと、森林と渓谷が大規模な狩猟採集を行う人々を生み出したことがわかる。
紀元前1,000年頃のスキタイ人、紀元後7~8世紀にかけてのテュルク語系の人々の描写へと移る。
後期の彫刻からは旧来の狩猟採集から馬に依存する牧畜や放牧へと移行することがわかる。
■有史以前の生活を描いた岩石彫刻が特徴と覚える。
Wikipedia→モンゴルのアルタイ山脈にある岩面画群
◯サウジアラビアのハーイル地方にある壁画
(文)サウジアラビア 2015年
登録基準(Ⅰ)(Ⅲ)
◯場所 サウジアラビア中北部。
◯歴史 砂漠地帯の岩絵群。1万年に及ぶ歴史を人類や動物の岩絵を通して伝えている。
◯特徴 ハーイル地方の壁画は、ジュッバにあるジャベル・ウム・シンマンと、シュワイミスにあるジャバル・アル・マンジョルとラアアトの2つの岩絵群。
ウム・シンマン:かつては湖があり大ナルフド砂漠南部に新鮮な水を供給していた。多数の岩絵や碑文を岩の表面に刻んでおりアラブの祖先の生活の変化を伝えている。
ジャバル・アル・マンジョル:現在は砂に埋もれている。かつてのワジ(枯れ川)だった岩の急斜面に残されている。
■バッファーゾーンのお設定を含む保護上の課題も指摘されている。
Wikipedia→サウジアラビアのハーイル地方にある壁画
◯レンゴン渓谷の考古遺跡
(文)マレーシア 2012年
登録基準(Ⅲ)(Ⅳ)
◯場所 マレー半島。緑あふれるレンゴン渓谷。
◯歴史 今まで発見された遺跡の中でも最長の連続記録である200万年近くに及ぶ初期人類の歩みを残している。
旧石器時代から新石器時代、鉄器時代に至る生活の跡が発見されている。
旧石器時代の道具や作業場からは人類初期の製作技術が確認できる。
◯特徴 アフリカ大陸以外で発見された初期人類の集団居住の形跡を示す最古の証拠の一つ。
■レンゴン遺跡がマレーシアにあることを覚えるのが一番。
Wikipedia→レンゴン渓谷の考古遺跡
◯良渚古城遺跡
(文)中国 2019年
登録基準(Ⅲ)(Ⅳ)
◯場所 長江流域に位置する
◯歴史 新石器時代の小さな規模の社会から社会階級が分かれた政治的社会への移行を示している。
◯特徴 稲作を基盤とする地域国家の信仰と権力の中心だった。
4つのエリアで構成。①瑶山遺跡エリア ②谷の入り口にあるハイ・ダム・エリア ③山の前の土地道のある草原のロー・ダム・エリア ④都市遺跡エリア
中国最古とされる複雑な構造の水管理システムを整備してる他、社会階層に従って異なる埋葬方法がとられていた。
宗教的な祭壇や信仰体系を表す翡翠の工芸品も見つかっている。
■農耕を基盤とした地域国家のさきがけ。瑶山遺跡=良渚古城遺跡と繋げる。埋葬方法も社会階層に従っていた。
世界遺産オンラインガイド→良渚古城遺跡
おわりに
「先史時代」については、岩絵や壁画、化石群を整理して覚える。人類の歴史に注目することが特徴を捉えるためのポイント。
世界遺産検定の他にも色々なジャンルの記事を書いてますので気になるジャンルがありましたら読んでいただけると幸いです。
これからも生活の役に立つ記事、楽しい記事を少しずつ書いていきたいと思います!
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