【世界遺産】80時間目 地球生成の歴史~ヨーロッパの世界遺産
こんばんは、みや兄です!世界遺産検定1級合格に向けての勉強シリーズです。
公式テキストである「すべてがわかる世界遺産大事典(上)(下)」を中心に自分の苦手ポイントメモなどを加えていきたいと思います。
Amazon→すべてがわかる世界遺産大事典(上)
Amazon→すべてがわかる世界遺産大事典(下)
今日は80時間目ということで「80地球生成の歴史」です
■地球生成の歴史
◯ノルウェー西部のフィヨルド、ガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルド
(自)ノルウェー 2005年
登録基準(Ⅶ)(Ⅷ)
◯場所 ノルウェー西部
◯特徴 南北500km続く雄大なフィヨルド地帯。海底にモレーンが堆積。
■最も美しいフィヨルドと呼ばれている。「ガイランゲルに牧師はいらない。フィヨルドが神の言葉を語るから」
ネーロイフィヨルド=山頂に氷河湖や高山氷河を有するなだらかな山々に囲まれている。100km
ガイランゲルフィヨルド=頂上に永久凍土が広がり小さな氷河を残す高山にかこまれている。60km
Wikipedia→ノルウェー西部のフィヨルド、ガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルド
◯イルリサット・アイスフィヨルド
(自)デンマーク 2004年/2019年範囲変更
登録基準(Ⅶ)(Ⅷ)
◯場所 グリーンランド西部。
◯特徴 セルメク・クジャレク氷河とフィヨルドからなる地域。
■南極大陸をのぞくと世界最大の氷河。
Wikipedia→イルリサット・アイスフィヨルド
◯ヘーガ・クステン/クヴァルケン群島
(自)スウェーデン/フィンランド 2000年/2006年範囲拡大
登録基準(Ⅷ)
◯場所 スウェーデン東部のヘーガ・グステンと対岸フィンランド西部のクヴァルケン群島
◯特徴 氷河期末期から隆起を続ける高層海岸が存在。
■隆起が起きているのはアイソスタシーが成立していないため。
波上の畝のついた洗濯板のような珍しい氷堆石「デ・ギア・モレーン」
Wikipedia→ヘーガ・クステン/クヴァルケン群島
◯エオーリエ群島
(自)イタリア 2000年
登録基準(Ⅷ)
◯場所 シチリア島の北岸沖に位置。
◯特徴 7つの主要な島と5つの小島からなる。
■「火山」という名のヴルカーノ島。「地中海の灯台」の異名のストロンボリ島。
現在も火山活動を続けており、火山島の形成や進行中の火山活動を知る研究対象になっている。
Wikipedia→エオーリエ群島
◯エトナ山
(自)イタリア 2013年
登録基準(Ⅷ)
◯場所 シチリア島の東海岸にある。
◯特徴 世界で最も活発に活動している成層火山。
■火山の噴火の歴史について、2700万年前からはその噴火が記録に残されている。
Wikipedia→エトナ山
◯ヴァトナヨークトル国立公園:火山と氷河がつくるダイナミックな自然
(自)アイスランド 2019年
登録基準(Ⅷ)
◯場所 アイスランド中央部。国土の約14%
◯特徴 火山と氷河が生み出す独自の景観。 ヨークルフロイプ(氷河湖決壊洪水)
■7800㎢のヴァトナヨークトル氷帽や10の中心的な火山。
個人的に一番強そうと思っている国立公園名。
Wikipedia→ヴァトナヨークトル国立公園:火山と氷河がつくるダイナミックな自然
◯カムチャッカ火山群
(自)ロシア 1996年/2001年範囲拡大
登録基準(Ⅶ)(Ⅷ)(Ⅸ)(Ⅹ)
◯場所 ユーラシア大陸北東部
◯特徴 極寒の火山の半島。300以上の火山を擁する火山地帯。「火山の博物館」とも呼ばれる。
■ユーラシア大陸から孤立した生態系。
Wikipedia→カムチャッカ火山群
◯スイスのサルドナ上層地殻変動地帯
(自)スイス 2008年
登録基準(Ⅷ)
◯場所 スイス東部サルドナ地方
◯特徴 3000m級の7つの山がそびえる山岳地帯。逆断層現象が起きる。
■約3500万から5000万年前の地層の上に、それより古い約2億5000万~3億年前の地層が重なるという逆転地形。
Wikipedia→スイスのサルドナ上層地殻変動地帯
◯ピュイ山地とリマーニュ断層にある地殻変動地域
(自)フランス 2018年
登録基準(Ⅷ)
◯場所 フランスの中央に位置。
◯特徴 長大なリマーニュ断層と「ピュイ・ドゥ・ドーム」などのピュイ山地の火山群の連なり、セール山の逆転地形からなる。
■大陸の分裂または隆起について説明する貴重な実例。
世界遺産オンラインガイド→ピュイ山地とリマーニュ断層にある地殻変動地域
◯ステウンスの崖壁
(自)デンマーク 2014年
登録基準(Ⅷ)
◯場所 シェラン島にある海岸沿いに15km続く白亜質の岸壁。
◯特徴 約7200万年前から6200万年前までの地層が露出している。
■ユカタン半島にチクシュルーブ隕石が衝突し地球上の生物の約50%を死滅させた。
その灰が遠く離れたステウンスにも降り積もり滅びた動植物の化石が完全な形で残る地層が形成された。
Wikipedia→ステウンスの崖壁
◯サン・ジョルジオ山
(自)イタリア/スイス 2003年/2010年範囲拡大
登録基準(Ⅷ)
◯場所 スイスとイタリアの国境付近に位置するルガーノ湖の南にそびえる山。
◯特徴 希少な化石が出土する山。三畳紀を生きた生物の化石が数多く出土。
■体調が1mほどのパキプレウロサウルスや、3mにおよぶ長い首を持っていたというタニストロフェウスなどの化石が発見。
Wikipedia→サン・ジョルジオ山
◯ドーセット及びデヴォン海岸
(自)イギリス 2001年
登録基準(Ⅷ)
◯場所 イギリス南部のドーセット州。
◯特徴 三畳紀からジュラ紀、白亜紀の中生代の地層に多様な化石が残る。
■古生物学者メアリー・アニングが発見したジュラ紀の魚類イクチオサウルスの化石。
Wikipedia→ドーセット及びデヴォン海岸
◯メッセルの化石採掘地区
(自)ドイツ 1995年/2010年範囲変更
登録基準(Ⅷ)
◯場所 ドイツ中部のヘッセン州メッセルにある化石採掘地区メッセル・ピット。
◯特徴 厚さ190mもの豊かなオイルシェール層がある。
■始新世期に生きていた生物の化石が出土。1876年にワニの化石が発見されて以来様々な生物の化石が見つかる。
Wikipedia→メッセルの化石採掘地区
◯ドロミテ山塊
(自)イタリア 2009年
登録基準(Ⅶ)(Ⅷ)
◯場所 イタリア・アルプス山脈の北部にある18の峰を持つ山岳群。
◯特徴 氷河地形やカルスト地形など多様な地形を持つ。
■1790年にフランスの鉱物学者ドロミウがこの地で発見した岩石が「ドロミア(ドロマイト)」と命名。
19世紀半ばにはドロマイトのアルプスを意味する「アルピ・ドロミティケ」と呼ばれるように。
Wikipedia→ドロミテ山塊
◯バイカル湖
(自)ロシア 1996年
登録基準(Ⅶ)(Ⅷ)(Ⅸ)(Ⅹ)
◯場所 シベリア南東部にある湖
◯特徴 世界一深い&透明度の高い湖。
■湖底での地震で発生する化学物質や鉱物が湖水を浄化する。
淡水にすむ唯一のアザラシ、バイカルアザラシ。
バイカル湖から唯一流れ出る川はアンガラ川。クイズに出ます。
Wikipedia→バイカル湖
◯アグテレク・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群
(自)スロバキア/ハンガリー 1995年/2000年範囲拡大/2008年範囲変更
登録基準(Ⅷ)
◯場所 スロバキアとハンガリーの国境に位置する洞窟群。
◯特徴 世界最大の石筍が残る鍾乳洞。
■全長25kmに及ぶパラドゥラ・ドミツァ洞窟には世界最大高さ25mに及ぶ世界最大の石筍がある。
熱帯と氷河気候の非常に稀な組み合わせの影響を示しているため、数千万年にわたる地質の研究が可能となっている。
Wikipedia→アグテレク・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群
◯シュコツィアンの洞窟群
(自)スロベニア 1986年
登録基準(Ⅶ)(Ⅷ)
◯場所 スロベニア南西部クラス地方
◯特徴 世界最大規模の地下河川渓谷の1つである鍾乳洞群。
■ヴェリカ・ドヴォラナ(大広間)と名付けられた石筍が連なる空間
階段状のリムストーンプール(畦石池)
Wikipedia→シュコツィアンの洞窟群
◯レナ石柱自然公園
(文自複)ロシア 2012年/2015年範囲変更
登録基準(Ⅷ)
◯場所 北極海に面したサハ共和国の中央を流れるレナ川中流域。
◯特徴 高さ100mにも達する壮大な石柱群。
■100℃に及ぶ寒暖差(冬-60℃、夏40℃)によって形成された。
岩の表面から水が染み込み、その水が凍ったのちに凍結融解作用によって岩に亀裂を走らせ、その繰り返しで柱間の溝が広がり独自の景観となった。
Wikipedia→レナ石柱自然公園
◯ドゥルミトル国立公園
(自)モンテネグロ 1980年/2005年範囲拡大
登録基準(Ⅶ)(Ⅷ)(Ⅹ)
◯場所 モンテネグロ北部のドゥミトル山地にある国立公園。
◯特徴 モンテネグロ最大の自然保護地域。
■標高2523mのボボトフ・クックを含む2000mを超える50の山や峡谷などの氷河期に形成された地形が残る。
大きな氷柱や氷板が見られるレデナ・ペチナの洞穴も有名。
Wikipedia→ドゥルミトル国立公園
おわりに
「地球生成の歴史」については、その特徴的な地形やその成り立ち、重要な地名を覚える。
世界遺産検定の他にも色々なジャンルの記事を書いてますので気になるジャンルがありましたら読んでいただけると幸いです。
これからも生活の役に立つ記事、楽しい記事を少しずつ書いていきたいと思います!
ではではー!
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