【世界遺産】19海洋生態系/絶滅危惧種
こんばんは、世界遺産検定マイスターのみや兄です!世界遺産検定2級合格に向けての勉強シリーズです。
「くわしく学ぶ世界遺産300 世界遺産検定2級公式テキスト」を中心に自分の苦手ポイントメモなどを加えていきたいと思います。
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今日は第19回目ということで「海洋生態系/絶滅危惧種」です。今日で最終回となります。
■海洋生態系
◯シャーク湾
(自)オーストラリア 1991年(Ⅶ)(Ⅷ)(Ⅸ)(Ⅹ)
◯オーストラリア西岸の陸地と海域
→シャーク湾はオーストラリア西部の陸地と2万2,000kmにわたる海域が登録範囲。
→足元には無数の貝殻が積もってできた白い砂浜「シェルビーチ」が広がる。
→世界最大の海草藻場として知られ、世界各地で化石が発見されているストロマトライトが原生する。
→ストロマトライト=藍藻類をはじめとする微生物がドーム状に成長したもの。
■シャーク湾はストロマトライトが今も形成を続ける希少な場所。場所はオーストラリア西岸。
Wikipedia→シャーク湾
◯ベリーズ・バリアリーフ自然保護区
(自)ベリーズ 1996年(Ⅶ)(Ⅸ)(Ⅹ)
◯カリブ海に広がる
→ベリーズバリアリーフは北半球最大のサンゴ礁。
→「海の怪物の寝床」と呼ばれるブルーホールが存在し、アメリカマナティやウミガメ、アメリカワニなどが生息。
→過去に危機遺産に登録されたがリストを脱している。
■グレートバリアリーフとの対比で、北半球最大のサンゴ礁というところを覚える。
Wikipedia→ベリーズ・バリアリーフ自然保護区
◯グレート・バリア・リーフ
(自)オーストラリア 1981年(Ⅶ)(Ⅷ)(Ⅸ)(Ⅹ)
◯オーストラリア北東にあるサンゴ礁
→全長2,000kmに及ぶ世界最大のサンゴ礁。
→サンゴはポリプと呼ばれる構造をもち、分裂しながら大きな群体へ成長しサンゴ礁を形成する。
→1,400種の魚類、4,000種の軟体動物がみられる。
→現在、気候変動や港湾開発などへの対策が求められている。
■上述のベリーズバリアリーフとあわせて覚える。現状の問題となっている気候変動や港湾開発などへの対策もポイント。
Wikipedia→グレート・バリア・リーフ
◯アルダブラ環礁
(自)セーシェル 1982年(Ⅶ)(Ⅸ)(Ⅹ)
◯アフリカ大陸沖合640km
→セーシェルにあるアルダブラ環礁はサンゴ礁が隆起してできた大小4つの島からなり、絶海の孤島に生息する独特の動植物がみられる。
→世界最大のリクガメであるアルダブラゾウガメが10万頭生息。
→絶滅危惧種のタイマイなど様々な動物が確認されている。
→珍しい動物が多く、ダーウィンが当時の政府に保護を進言した。
■環礁は上述2つとこのアルダブラ環礁をおさえる。セーシェルにあること、アルダブラゾウガメも覚える。
Wikipedia→アルダブラ環礁
◯エル・ビスカイノ鯨保護区
(自)メキシコ 1993年(Ⅹ)
◯メキシコ北西部
→エル・ビスカイノ鯨保護区はバハ・カリフォルニア半島の中央に位置する太平洋沿岸の海域と、内陸の砂漠や高原地帯からなる広大な野生動物保護区。
→オホ・デ・リエブレとサン・イグナシオのふたつの潟は世界最大のコククジラの繁殖地。
■エル・ビスカイノ鯨保護区は世界最大のコククジラの繁殖地。
Wikipedia→エル・ビスカイノ鯨保護区
◯ココス島国立公園
(自)コスタリカ 1997年/2002年範囲拡大(Ⅸ)(Ⅹ)
◯コスタリカの南西550kmに浮かぶ島
→ココス島国立公園はココス島とその周辺の海域からなる。
→豊富な雨に恵まれた熱帯雨林と、豊かな海洋生態系。
→世界中のダイバーの憧れの地だが入島は厳しく制限されている。
■ココス島国立公園は絶海の孤島。入島は厳しく制限されている。コスタリカの遺産。
Wikipedia→ココス島国立公園
◯マルベロ動植物保護区
(自)コロンビア 2006年(Ⅶ)(Ⅸ)
◯コロンビアの沖合500km
→マルベロ動植物保護区は太平洋上に浮かぶマルベロ島とその周辺海域。
→巨大な禁漁区となっており、魚類や甲殻類などの海洋生物の楽園。
→多くの海流と海底火山の影響で複雑な生態系が生まれ、シュモクザメやシロワニなどサメ類の宝庫となっている。
→陸地でも4万羽以上というナスカツオドリの大規模な群れが見られるなど豊かな生態系が残っている。
■コロンビアの沖合にあるマルベロ動植物保護区。巨大な禁漁区でサメ類の宝庫。
Wikipedia→マルベロ動植物保護区
■絶滅危惧種
◯ヴィルンガ国立公園
(自)コンゴ民主共和国 1979年/1994年危機遺産登録(Ⅶ)(Ⅷ)(Ⅹ)【危機遺産】
◯コンゴ民主共和国の北東部
→ヴィルンガ国立公園は赤道直下の熱帯雨林に広がるコンゴ民主共和国最古の国立公園。
→ここはマウンテンゴリラの保護を目的に1925年に設立された。
→エドワード湖とヴィルンガ火山群を擁する7900平方kmの公園。
→マウンテンゴリラやヒガシローランドゴリラなど22種類の霊長類の貴重な生息域。
→ルワンダ内戦で発生した難民の流入により環境が悪化、さらに密猟が横行しゴリラやカバの個体数が減少。
→1994年に危機遺産リスト入り。油田も近年発見され、油田開発の環境破壊も懸念されている。
■ヴィルンガ国立公園はコンゴ民主共和国最古の国立公園。危機遺産リスト入りしていてルワンダ内戦と油田発見の環境悪化の懸念。マウンテンゴリラなどの霊長類。
Wikipedia→ヴィルンガ国立公園
◯コモド国立公園
(自)インドネシア 1991年(Ⅶ)(Ⅹ)
◯インドネシア共和国の南東部
→コモド国立公園はコモド島やフロレス島といった小スンダ列島の島々からなる。
→世界最大のトカゲといわれるコモドオオトカゲの生息地。現在は絶滅危惧種。
→海洋生物の保護区でもあり、白砂のビーチ周辺の海では美しいサンゴ礁をみることができる。
■コモドオオトカゲはインドネシア。小スンダ列島は聞いたことがなかったので覚えたい。
Wikipedia→コモド国立公園
◯四川省のジャイアントパンダ保護区群
(自)中国 2006年(Ⅹ)
◯中国四川省
→四川省のジャイアントパンダ保護区群は、四川省の7つの自然保護区と9つの風景保護区が自然遺産に登録。
→現在は野生パンダは大幅減少しており、IUCNのレッドリストに絶滅危惧種として記載されている。
→保護区には全頭数の30%にあたる約500頭のジャイアントパンダのほかに、レッサーパンダ、ユキヒョウ、ウンピョウなどの絶滅危惧種が生息。
→植生も豊かである。
■ジャイアントパンダ保護区はパンダの他にレッサーパンダやウンピョウなども生息している。
Wikipedia→四川省のジャイアントパンダ保護区群
◯ソコトラ諸島
(自)イエメン 2008年(Ⅹ)
◯インド洋北西部
→ソコトラ諸島はアラビア半島と「アフリカの角」の中間に浮かぶ、4つの島とふたつの岩の小島。
→狭い海岸平野や石灰岩の高原、山脈など変化に富んだ地形には特異な景観が広がる。
→ゴンドワナ大陸と分離して以来、外界と隔絶された島々は動植物の多様性と固有種の割合の高さが際立つ。
→ソコトラ固有のリュウケツジュは樹脂が赤く、薬品や染料として古来より重宝された。
→近年は島の乾燥化が進み、固有種の半数が絶滅の危機にあるとされる。
■ソコトラ諸島とリュウケツジュはクイズでもお馴染み。国がイエメンであることと、地図上の場所は把握しておく。
Wikipedia→ソコトラ諸島
◯リオ・プラタノ生物圏保存地域
(自)ホンジュラス 1982年/2011年危機遺産登録(Ⅶ)(Ⅷ)(Ⅸ)(Ⅹ)【危機遺産】
◯ホンジュラスのプラタノ川
→リオ・プラタノ生物圏保存地域はホンジュラスのプラタノ川流域の密林地帯にある。
→コンゴウインコやベアードバクなどの絶滅危惧種のほか、約380種の鳥類が生息。
→沿岸地帯に広がる湿地帯にはマングローブやココヤシが繁茂しており、河口付近には絶滅危惧種になっているアメリカマナティが生息している。
→熱帯雨林の伐採や密猟により1996年に危機遺産登録、2007年に脱したが治安の悪化などを理由に2011年から再びリスト入りしている。
■プラタノ川流域の密林地帯、ホンジュラスの遺産は珍しいので覚える。コンゴウインコはおさえる。
Wikipedia→リオ・プラタノ生物圏保存地域
おわりに
海洋生態系については、遺産名とどの国のどの辺りにあるか、どのような生態系が保護されているのかを考えて覚える。
絶滅危惧種については、遺産名とどの国のどの辺り、どの生態系が絶滅危惧種なのかをセットで覚える。
以上、19回に分けて世界遺産検定2級の学習を進めてきました。テキストが本当に優秀でわかりやすくほとんど参考にさせていただきました。下に目次がありますので色々と見ていただければと思います!自分も合格目指してがんばります!
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