【世界遺産】5時間目 顕著な普遍的価値の評価基準

こんばんは、世界遺産検定マイスターのみや兄です!世界遺産検定1級合格に向けての勉強シリーズです。

公式テキストである「すべてがわかる世界遺産大事典(上)(中)(下)」を中心に自分の苦手ポイントメモなどを加えていきたいと思います。

世界遺産検定1級 公式テキスト

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今日は5時間目ということで「05顕著な普遍的価値の評価基準」です

■顕著な普遍的価値の評価基準

◯登録基準

(ⅰ)~(ⅵ)までが文化遺産の登録基準。

(ⅶ)~(ⅹ)までが自然遺産の登録基準。

◯登録基準(Ⅰ)

人類の創造的資質や人間の才能を示す遺産。世界的な有名な文化遺産の多くがこの基準を満たしている。

(Ⅰ)のみで登録されているものは3つ。

インド「タージマハル」

オーストラリア「シドニーのオペラハウス」

カンボジア「プレア・ビヒア寺院」

◯登録基準(Ⅱ)

文化の価値観の相互交流を示す遺産。交易路や大きな文化・文明の接する位置に存在する遺産が多い。

現在は異文化及び同一文化圏の文化交流を重視。

日本の文化遺産では認められることが多い。

◯登録基準(Ⅲ)

文化的伝統や文明の存在に関する証拠を示す遺産

古代文明に関する遺産に多い。

現在その文化・文明が存在しているものも途絶えたものも含まれる

途絶えてしまった文化・文明の遺産には人類の化石遺跡も含まれる。

◯登録基準(Ⅳ)

建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産。

「代表的な段階」という点も重視される

→「シドニーのオペラハウス」や「平泉~」は外れている

◯登録基準(Ⅴ)

独自の伝統的集落や、人類と環境の交流を示す遺産。

存続が危ぶまれる集落や景観も多く含まれる。

農業景観や文化的景観が特徴の遺産もこの基準を満たしている。

◯登録基準(Ⅵ)

人類の歴史上の出来事や伝統、宗教、芸術などと結びつく遺産。

他の基準と合わせて用いられることが望ましい。

登録基準(Ⅵ)のみで登録されているものは「負の遺産」と考えられるものが多い。

◯登録基準(Ⅶ)

自然美や景観美、独特な自然現象を示す遺産。

世界的に有名な自然遺産の多くがこの登録基準を満たしている。

◯登録基準(Ⅷ)

地球の歴史の主要段階を示す遺産。

地層や地形だけでなく恐竜や古代生物の化石遺跡も地球の歴史に含まれる。

日本では2021年8月現在で登録基準(Ⅷ)を認められる遺産はない。

◯登録基準(Ⅸ)

動植物の進化や発展の過程、独自の生態系を示す遺産。

日本の自然遺産はすべてこの登録基準が認められている→※奄美大島・徳之島・沖縄島北部及び西表島は含まれない。

◯登録基準(Ⅹ)

絶滅危惧種の生育域でもある、生物多様性を示す遺産。

自然環境のへ変化や開発などの影響を受けやすいため、危機遺産リストに記載されている自然遺産の多くでこの基準が認められている。

奄美大島・徳之島・沖縄島北部及び西表島がここに入ることになりました。

おわりに

「顕著な普遍的価値の評価基準」については、まずは登録基準(Ⅰ)~(Ⅹ)を抑えておく。

(Ⅰ)~(Ⅵ)は文化遺産

(Ⅶ)~(Ⅹ)は自然遺産。

今後出てくる遺産それぞれを覚えるときに、どの遺産がどの登録基準を満たしているかを考えながら覚えていくためにも基準は覚えておく。

世界遺産検定の他にも色々なジャンルの記事を書いてますので気になるジャンルがありましたら読んでいただけると幸いです。

これからも生活の役に立つ記事、楽しい記事を少しずつ書いていきたいと思います!

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