【読書】『明日の子供たち』有川浩を読んで(2021年3月)
こんにちは、みや兄です
毎月25日は本の紹介ということで定番記事にしていきたいと思います。
ちなみに先月は書くの忘れていました…1月の紹介本はこちら
【読書】県民性マンガ『うちのトコでは』もぐら著(2022年1月)
今回は「子どもを通した人間模様や、人と人との繋がりの良さを感じる」オススメ本を選びました。
児童養護について触れている作品で、感動するシーンがいくつも出てくるので紹介したいと思いました。
◯有川ひろさんの『明日の子供たち』を紹介します
今月紹介するのは、有川ひろさんの『明日の子供たち』です。
Amazon→明日の子供たち/有川ひろ
「子供たち」というタイトルからも子どもと大人の視点での話、特にこの本は「児童養護」の視点での話についても興味を持っていただけると思いますし、物語として登場人物の「それぞれの人生のターニングポイント」を楽しむことができます。
個人的に気にいった部分などを紹介します。
◯「児童養護施設」を舞台に広がる人間模様
児童養護施設という舞台で、子どもを相手に奮闘する新人職員三田村先生と、同僚の和泉先生、猪俣先生とのやりとり、子どもたちとの関わりの中で見られる人間模様は読んでみて色々と感じるところがあります。
一人ひとりにドラマがあって、それぞれの想いや情熱が文字を通して伝わります。
子どもたちの考えや葛藤、生き方について、児童養護施設という場所についても知ってもらえればと思いました。
登場人物それぞれが抱える思いや悩みに共感したり、社会的な問題にも切り込んでいる内容ですが、
事実ベースで描かれていて、某ドラマのような児童養護の変な先入観がなく、読んでいて感動しました。
登場人物の心情の変化や、それぞれの意志の元で行動する姿など最後まで見逃せないのでぜひ読んでいただければと思います。
◯児童養護を取り巻く環境
児童養護についてはヤングケアラーが昨年の流行語にノミネートされたり、児童相談件数は増えていたり、普通に過ごしていると気づかないことが少しずつ可視化されてきたように感じられrます。
児童養護の世界では大規模な施設から小規模化・分散化・多機能化というところが進められています。
自立援助ホームや里親の育成など、児童養護の分野で進んでいることもあります。
子どもたちが過ごしやすい社会、育てる大人が過ごしやすい社会ができることを願います。
私も社会福祉士、保育士として働いていますがそういう気持ちで頑張りたいと思います。
職場で話があった子どもたちへの向き合いかたについての過去記事を貼っておきます
【保育】『砂の上に家は建たない』
◯さいごに
今回は有川ひろさんの『明日の子供たち』を紹介しました。
これからも毎月25日は本の紹介を色々としていきたいと思います!
これからも生活の役に立つ記事、楽しい記事を少しずつ書いていきたいと思います!
ではではー
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